※この記事は「あんすた3周年記念ショートpv集」に参加させていただいた際の、動画に関するものです。
動画視聴の有無は強制しませんが、裏話的なものもたくさん含みますので 、視聴前の方はご注意ください⚠
あんすた3周年おめでとうございます!!
記念動画企画に、光栄なことに今年も参加させて頂きました。
この度の動画について、ふと「文字に起こしたいなあ」と思い立ったため、文章としてまとめてみました。
裏話とまではいかないかもしれませんが、みたいなものです!
今回使用させていただいたのは
トーマPさんの「骸骨楽団とリリア(sm14780909)」という楽曲と、
「スカウト!パジャマ」のテーマです。
まず前提として、
3周年企画は「イベント、もしくはスカウトのテーマを含む」ことが企画者様からのお題でした。
昨年はテーマフリーだったため、とても新鮮でした。
曲の候補はいくつかありましたが「骸骨楽団とリリア」を使わせていただきたい!とビビっときたため、
ポップなメロディと歌詞から連想し「スカウト!パジャマ」を候補として選びました。
【イントロ】
暗闇の中、目覚ましが鳴る。
まだ夜は明けてない、朝じゃないんです。でも目覚ましはけたたましく鳴る。
言わずもがな、この目覚ましはパジャマのロゴの部分から引っ張ってきました。
使ってて思ったんですが、パジャマのロゴのカラーリングはちゃめちゃに可愛くないですか??
薄くストライプが入っているのも個人的に大好き…
あと橙色が好みすぎて驚いた…以降かなりの確率でパジャマカラーが出てきます
メロディが流れて電気の付け消しのシーン、ここ結構お気に入りだったりします
( 動きの研究するために家の電気ずっと付けたり消したりしました 怒られました )
castという形で表記したのはちょっとだけ理由があるのですが、
別段深く考えなくってもオッケ~です
【Aメロ】
音を捨てて傾いてしまった無口な神様って一体誰でしょう?
緑のネクタイにしましたが、特定はしませんでした。
4人の考える対象はそれぞれだと!思うので!
また、動画を見ている側が考える人もそれぞれだと思うので!
ただ、神様を紹介するたった1文に複数人が当てはまるの 少しだけこわいなあと思います。
神様の音は例え捨ててしまっても残ると考えたため、星の形をとりました。
泣き虫夜空涙ぐんだ→真緒
(彼がひとりきりになるのは夜、部屋の中だけ)
月夜に歌ってるの誰も知らない歌→凛月
(皆が寝静まる中の誰も知らないようなお話を 彼は知りすぎている)
灰色劇場→晃牙
(灰色なのは廃れてしまった劇場か、はたまた彼の色か)
窓辺のオリオンと→みか
(部室からでも地下からでも焦がれるあの人との部屋でも星は見える)
ここの歌詞が4人すぎてびっくりしました、いや選んだの私だけど…
ひとつ前のシーンの星がずっと見え続けるカットにしたくて、
仕掛け絵本のような雰囲気をつくってみました。
何度だって聞こえる、ひとりきりの拙い声
背後に一瞬映るのは、それぞれの「夢焦がれる相手」
まるで奇跡のような出会いをした、憧れのような存在として自己解釈を置かせていただいています。
ずっと聞こえ続ける、焦がれる声が。
その声を呼ぶ自分の声がいやでも響く、夜中夢の中は、暗い。
錆び付いた楽器が海原で、幻想を奏でてた
どこが錆び付いたの?楽器って誰?夢を願って奏でたのは?
ぜひとも連想を重ねていただきたいカット。
パッと切り替わったり入り込んでくる色は、opの1番最初の立ち絵カラーを参照しています。
夢の中に覚えた~で頭を抱えていく凛月くんも
他の3人と同様のシチュエーションになっています。
が、彼の焦がれる人が多いのは“夢見る時間に起きている”から。
夢を見る時間の昼、夢時間の夜、
彼に寄り添う影は前者後者共に限られたもの。
そんな彼らが並べてくれた音符を、音色たちをただ集めていく。
芽吹くように紡いだの時に降りてくる星は、
Aメロ冒頭でお話したように「神様の捨てた音」= “星”として表現しているのですが、
捨てる神あれば拾う神あり…です。
星めぐりの歌が 届かない。
あれだけ願ったのに、焦がれる声に届かない。
でもきっと、自分は無力じゃないことはわかる。
重ねて願ってきたからこそ、わかる。
届かないならば、それは今じゃないということ。
ほら。ならば、ならば夢を見ようじゃないか!
心の底にある願いを込めた、必ず叶えて見せると描いた夢を見よう!
星を手に取る行動に、決して諦めない彼らの意志を重ねてみました。
【サビ】
サビに入ってからの歌詞は“4人の夢が関わったイベント”のタイトル風になっています。
(何人か気づいてくれてる人がいらっしゃって嬉しかったです!)
歌ってたって泣いたひとり
(みかが焦がれる人と夢見る舞台に立ち、やり返すイベント。
心からの叫びを、私はプラスの意味でとりたい)
浮かんで舞った音楽祭
(真緒が幼馴染と仲直りするイベント。
周りには楽しそうに笑うユニットメンバーもいて、夢のようなショウじゃないかと思う)
君は聞こえる
(晃牙がありがとうを伝えるイベント。
夢で終わらせてたまるものか!と地深く届くように吼えたのだと感じた)
ロミアロミア
(凛月が“夢”の準備をする話。
とてもほのぼのとしたお話だけど、同級生と放課後に買い物って、学生なら誰もが夢見る光景じゃないのかな)
ここからの4人のポーズにも、個人的に着目して頂きたいです。
どこかで見たことあるポーズだと思いませんか?
あっこれはもしやピコン💡と来てもらえたら本望。
そうでなくても夢見る4人の笑顔を受け取ってもらえたら幸いです。
*
「テーマを決める」ということは
「それ以外のテーマは控える」ということで、
スカウト!パジャマ からはみ出しすぎないように…
他のスカウトに見えないように…と意識するあまり遠回りをしました。
彼らはこの先も夢の名がつく学院で、
たくさんの人の夢をつくっていくと思います。
でもそんな彼らも、夢をみる1人であるということ。
夢をかなえたい1人であること。
そんな思いを「スカウト!パジャマ」の力をお借りして、
密かに込めさせて頂いています。
「今日も、僕も君も良い夢を」
おやすみなさい